InterFAX ユーザーズページ

InterFAX受信サービス ユーザーズガイド

07-01-03

セキュリティ設定

転送先メールアドレス毎に電子署名および受信FAXの暗号化設定をおこないます。InterFAX受信サービスは、S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions) 規格に対応しておりますので、受信したFAXをメールへ転送する際に、電子署名を付けたりメールメッセージ(添付のPDFまたはTIFFファイルを含む)の暗号化をおこなうことができます。

メールに電子署名を付加 (なりすまし対策)
メール送信者が電子署名を付ける(電子的にメールに署名する)ことで、受信者が送信者の真偽を確認することができ、また、メール内容の改ざんの有無の確認も可能です。

メールヘッダ内のFROMアドレスは誰でも他のアドレスをなりすますことができます。例えば、AさんからBさんへのメールを、CさんがAさんになりすまして送信することが技術的には可能です。InterFAX受信サービスでは、FAX受信後にInterfaxがお客様指定のメールアドレスに転送いたしますが、そのメールをInterfaxが電子署名し、確かにInterfaxが受信したFAXであることの確認をおこなうことができます。

メールの暗号化 (漏洩対策)
メール送信者が受信者の電子証明書を使用してメールを暗号化することで、メールメッセージ(FAX内容)をインターネット上で盗み見されることを防ぎます。受信者の電子証明書を使用するため、受信者のみが復号化でき、内容を読むことができます。

メールはインターネットを流れるため、個人情報等重要な情報をメールで送受信する場合、情報漏洩のリスクが常にあります。InterFAX受信サービスでは、FAX受信後にInterfaxがお客様指定のメールアドレスに転送いたしますが、お客様の電子証明書を事前にInterFAXへ登録することで、Interfaxがお客様の証明書で暗号化したメールを送信し、FAX内容の盗み見を防止します。


これらの機能を使用するためにはS/MIMEに対応するメールクライアントソフトが必要です。現在、S/MIMEに対応している動作確認済みのメールクライアントソフトは次の通りです。

Microsoft Outlook 2000以降

リムアーツ社 Becky! 2.21以降+S/MIMEプラグイン

Mozilla Thunderbird 1.5.0.8 以上

暗号化機能を利用するためには、事前にお客様のメールアドレス毎に電子証明書(デジタルID)を取得する必要があります。電子証明書は、発行サービス機関より入手します。(電子署名機能のご利用には、お客様の証明書は不要です。)

証明書発行機関より電子証明書を取得し、事前にご利用になるメールクライアントソフトにその証明書をインストールしておきます。証明書のインストール方法は各メールソフトのマニュアル等をご参照ください。

「プロパティ」画面で「セキュリティ設定」をクリックします。

InterFAXサービスで電子署名機能をご利用になるためには、次の画面のように、「 電子署名」右にある□をクリックして、チェックマークを付けます。その後、[保存]ボタンをクリックして設定を保存します。以降、InterFAXから届くメールには、InterFAXの電子署名が付加されます。

InterFAXサービスで暗号化機能をご利用になるためには、証明書をインストールしたメールクライアントソフトから電子署名付メールをdigitalid@interfax.netへ送信します。この際、送信するメールは暗号化しないでください。メールの件名や本文はブランクで結構です。

digitalid@interfax.netへ電子署名付メールを送信し、数分後に上記画面を再読み込みしますと、画面が次のように更新されます。

電子署名」および「受信メールの暗号化」チェクボックスがオンの状態となり、「デジタルIDステータス」が「アップロードされました」となります。上記画面が表示されない場合は次の点をご確認ください。

1.

InterFAXサーバの更新が遅延している可能性がありますので、暫くお待ちになってから再度「セキュリティ設定」画面を表示してください。

2.

メールクライアントソフトで証明書が正しく設定されていない。メールクライアントソフトのユーザーズガイドやヘルプをご参照ください。

3.

電子証明書付メールがdigitalid@interfax.netへ送信されていない。メールクライアントソフトをご確認ください。

例えば、上記画面の状態で、InterFAXサービスからfaxin@interfax.jpへ転送されるメールは電子署名が付き、メッセージ(FAXイメージのPDFまたはTIFFファイルを含む)が暗号化されます。電子署名・暗号化されたメールは、証明書がインストールされたメールクライアントソフトでのみ正しく読むことが可能となります。

それぞれのチェックボックス(電子署名または暗号化)をはずすことで機能を停止することができます。

※電子署名や暗号化の設定を行うと「プロパティ」の画面は次のように変わります。

は電子署名、 は暗号化が、それぞれ設定されていることを示します。

尚、電子証明書を更新や再発行された場合、再度電子証明書付メールをdigitalid@interfax.netへ送信されますと、新しい証明書と差し替えられます。

注意事項

1)

※InterFAX送信サービスも同時にご利用中の場合
受信FAX転送メールを暗号化するために、該当のメールアドレスからdigitalid@interfax.netへ電子署名付メールを送信された場合、同じメールアドレスを送信サービス利用可能者のアドレス(FromまたはReply-to)として、または「通知メールデフォルト送信先」として登録されているときには、受信FAX転送メールだけでなく、送信サービスの該当メールアドレスに届く通知メールも暗号化の設定が自動的におこなわれます。
(1つのメールアドレスに対し、受信FAX転送メールだけ暗号化して、送信サービスの通知メールは暗号化しない設定はできません。)