InterFAX ユーザーズページ

InterFAX送信サービス ユーザーズガイド

09

エラーへの対応

1.

FAX送信がエラーになった場合について

何らかの理由でFAXが送信できなかった場合は、送信者にメールで通知されます。理由としては、①相手FAXの紙切れ、②番号違い、③音声応答等が考えられます。InterFAXは、最初の送信が不可能だった場合、初期設定では3回までリトライ(再送信)します。(リトライ間隔は3分です)

最初の1回目および3回のリトライ(計4回)で最終的に送信できなかった場合には、送信者にメールで通知します。

(上記リトライ回数および間隔は、初期値であり、ユーザ様がアカウント管理Webのプロパティや送信メールの件名内オプション指定で変更可能です。)

(FAXの送信が失敗した場合の通知メール例)

2.

エラーコード

FAX送信においてエラーが発生した際、送信結果通知メールの「送信結果:」項目に数字で“エラーコード”が記載されております。次の表では、比較的発生しやすいエラーについてそのエラーコードとその意味をまとめてあります。(その他のエラーコードについては、システム開発ページの「InterFAXステータス/エラーコード」をご参照ください。)

エラーコード エラーの意味/対処方法
3912-FAX番号が使用不可です

FAX応答の無い場合等。音声応答の可能性。

FAX番号の再確認を推奨します。また、そのFAX番号へ電話を掛けることで、FAX機が応答するかをご確認いただくことも有効な対応です。

3224-通信エラー

相手側FAXが応答できなかった可能性。

FAX番号の再確認を推奨します。また、そのFAX番号へ電話を掛けることで、FAX機が応答するかをご確認いただくことも有効な対応です。

3938-FAX番号が使用不可です

短時間の呼び出しのみ。人が応答の可能性。

FAX番号の再確認を推奨します。また、そのFAX番号へ電話を掛けることで、FAX機が応答するかをご確認いただくことも有効な対応です。

6001-FAX番号が使用不可です

呼び出し音なし。番号違い/音声応答の可能性。

FAX番号の再確認を推奨します。また、そのFAX番号へ電話を掛けることで、FAX機が応答するかをご確認いただくことも有効な対応です。

6017-話中

話中。

再度メール送信またはアカウント管理Webの送信履歴からの[再送信]を推奨します。

6031-その他のエラー

その他の通信エラー。

FAX番号の再確認を推奨します。また、そのFAX番号へ電話を掛けることで、FAX機が応答するかをご確認いただくことも有効な対応です。

8010-その他のエラー

相手側FAX機がネゴシエーションまたは受信途中で回線を切断/音声応答の可能性。

FAX番号の再確認を推奨します。また、そのFAX番号へ電話を掛けることで、FAX機が応答するかをご確認いただくことも有効な対応です。

8021-無応答

相手が無応答のためタイムアウト。

送信先が応答していないため、番号確認または暫く時間をおいてからの再送信を推奨します。また、そのFAX番号へ電話を掛けることで、FAX機が応答するかをご確認いただくことも有効な対応です。

204000/204001-解析エラー

解析エラー。

メールからFAXイメージの生成が出来ないために発生します。

205000-与信限度額を超えました

与信限度額に達しました。

与信限度額の増額を申請してください。

207000-その他のエラー

誤ったパスワード操作により、アカウントがロックされた状態で、InterFAX送信サービスのリスト機能を利用した送信をおこなった際に発生するエラーです。

送信サービスのリスト機能を利用した送信の場合、アカウントがロックされた状態ではアカウント管理Webに登録されているリストの情報を利用できないため、送信できません
また、ロックの状況(タイミング)により通知メールも送信されませんので、FAX送信結果はアカウントロック解除後に「アカウント管理Web」へログインいただき、[FAX履歴]の[送信履歴]よりご確認ください。
尚、ロック解除後にエラー状況をご確認いただき、メールファイルに問題がない場合は、改めてメールの再送信をおこなってください。

エラーコード[204000]または[204001]の解析エラーは、次のような状況で発生します。

1.

添付ファイルにパスワードや印刷制限が設定されている。

2.

InterFAXが対応していない形式、もしくはバージョンのファイルが添付されている。

3.

添付ファイルに何らかの問題があり、InterFAXサーバでの処理ができない。

4.

メール本文に何らかの問題があり、InterFAXサーバでの処理ができない。

5.

添付ファイルまたはメール本文から他のファイルやURLへのリンク設定がされていて、そのリンク先からの応答が無い、または遅いためにタイムアウトが発生した場合。

6.

添付ファイルを開くと何らかのアクションを求めている場合。(マクロ付きファイル等)

7.

添付ファイルのサイズが0バイトであるなど、印刷する対象が無い場合。

8.

サイズの大きいファイルやファイル数の多い添付がある場合でタイムアウトとなる。

9.

同じ種類のファイルを一度に大量送信した場合に解析処理に時間が掛かり、タイムアウトとなる。

解析エラーが発生した場合は、送信内容をご確認ください。メール本文、添付ファイル共に問題が無い場合(上記8および9)は、メール再送信を推奨します。

注意事項

1)

送信メールの内容に問題が無い場合でも極稀に、解析サーバ(FAXイメージを生成するサーバ)の一時的な処理集中によって解析エラーが発生する可能性があ ります。InterFAX宛にお送りいただきましたメールをご確認いただき内容に問題がない場合は、メールを改めて送信していただくことでFAX送信が可能です。

2)

解析エラーの場合、FAXイメージが生成されませんので、送信履歴からの[再送信]をおこなうことができません。メールの再送信にてご対応ください。

3)

与信限度額についての詳細は、アカウント設定およびアカウント管理 (与信限度額について)をご覧ください。

【エラーコードについて】

「エラーコード」はさまざまな意味合いと原因があります。またそのエラーコードは数千種類あり、FAX送信サーバがその時の状況により判断します。(本ガイド「InterFAXステータス/エラーコード」では、比較的発生率の高いエラーコードを記載しています。) 同じ原因であっても、エラー発生時のタイミングや信号の種類によって異なるコードが発せられる場合があります。
尚、状況によりFAX番号へ直接電話を掛け、そのFAX機が応答するかをエラーコードと併せてご確認いただくこともエラーへの対応として有効です。

3.

送信されたメールがエラーになった場合について

メールがエラーとなった場合、InterFAX側でメールを受信、送信処理をおこなっておりません。従いまして、メール内容をご確認後、メールの再送信をおこなってください。インターネットメールの場合は、様々な理由でメールがエラーとなる場合がございます。そのようなケースを想定し、システムから送信される場合は、メール再送信機能を付加していただくことをお勧めします。また、メールをInterFAXへ送信する際に、CC:やBCC:を利用して、お客様が管理されるメールアドレス宛にもメールを送信することも推奨します。送信したメールをお客様ご自身でも保管できますので、メールの再送信が容易になると同時に、お客様のシステム環境の動作確認も可能となります。

また、InterFAXに届いたメールが何らかの理由でエラーとなった場合、InterFAXから英語のエラーメールが届きます。その場合のメールの件名は、次の通り、お客様側メールサーバにより異なります。

エラーメールの件名例:

Undelivered Mail Returned to Sender
Mail Delivery Subsystem
Error sending message from [お客様側メールサーバ名やドメイン名]
Delivery Status Notification (Failure)
Returned mail: see transcript for details

エラーメールの送信元は、「MAILER-DAEMON@fax.tc」となります。

このような英語メールが届いた場合は、メール本文最終行にメッセージ(エラー原因)が書かれております。主な、エラーメッセージおよび原因は次の通りです。

エラーメール最終行のメッセージ エラー原因
*** Cannot find password in body ***

*** No body is available for checking password ***
アカウント管理Webのプロパティの[認証]セクションで、「パスワードが必要」が選択されているが、メール本文にパスワードの記載が無い。
*** Could not authenticate with password from body *** アカウント管理Webのプロパティの[認証]セクションで、「パスワードが必要」の設定がされているとき、メール本文に記載されたパスワードが間違っている。
*** No recipients found *** 送信先FAX番号が不正または指定されていない。
*** Message contains unsupported attachments *** サポートされていないファイル形式が送信された、またはメールが分割送信された。
*** Failed ticket authentication - FaxInfo.XML not found *** アカウント管理Webのプロパティの[認証]セクションで、「キーによる認証を使用」が選択されている。チェックを外してください。
*** Cannot authenticate - signature not found *** アカウント管理Webのプロパティの[認証]セクションで、「S/MIMEによる電子署名を付ける」が選択されているが、メールに電子署名が付いていない。
*** No documents found *** 送信されたメールにFAXする内容がない。(添付ファイルが無く、メール本文も空白である場合。)

注意事項

1) アカウント管理Webの「FAX送信サービス利用可能者」に登録されていないメールアドレスからInterFAX宛へメールをお送りいただきますと、該当メールは「ユーザ認証不可」の理由で送信エラーとなりますが、そのエラーを通知するメールは送信されません。
FAX送信状況はエラーメールだけでなく、「送信履歴」でもあわせてご確認をいただけますようお願いいたします。(InterFAXへメール送信後、FAXが履歴に表示されない場合、何らかの理由でメール送信がエラーになっていることが分かります。)