InterFAX ユーザーズページ

InterFAX送信サービス ユーザーズガイド

07

添付ファイルについて

1.

添付できるファイルの種類

InterFAXでサポートする添付ファイルは、以下の通りです。

ファイル形式 拡張子 備考
Microsoft Office
(2003 ~ 2016)
Word DOC/DOCX

Windows版のみ

 Macintosh版のMS-Officeファイルには対応しておりません。

 マクロ付きファイルには対応しておりません。

Excel XLS/XLSX
Powerpoint PPT/PPTX
Adobe Acrobat PDF PDF Acrobat 5.0~7.0(PDF 1.4~1.7 Level3)
イメージファイル TIFF TIF/TIFF Group 3 TIFFおよびGroup 4 TIFF
GIF GIF  
PNG PNG
JPEG JPG/JPEG
その他 HTML HTM/HTML キャラクタセット(charset)は以下の何れかをご指定下さい。
  • ISO-2022-JP
  • Shift_JIS
  • UTF-8
  • US-ASCII (英語のみの場合)
MHT MHT
テキスト TXT Shift-JISおよびUTF-8
URL URL  
ZIP ZIP

 ZIPファイルを作成する際の対象ファイルは、InterFAX送信サービス仕様に記載の「添付できるファイル」のみです。

 暗号化(パスワード付)ZIPおよびZIPXファイルには対応しておりません。

注意事項

1)

添付ファイルのエンコードは、base64でお願いします。uuencodeは、形式によりサポートできない場合がございます。

2)

テキストおよびURLファイルは、アカウント管理Webでの「Web送信」および「差込送信」では、対応しておりません。

3)

送信されるOfficeファイルの内容によっては、実際の画面や印刷イメージとFAXイメージが異なる場合がございます。

4)

Excel 2016の「箱ひげ図」機能は非対応です。

5)

SOAPでの送信時に利用するFileType(FileTypes)パラメータでは、上記の拡張子を指定してください。

6)

Microsoft Officeファイルでは、Windows標準フォントをご使用ください。
Windows標準以外のフォントを使用する場合は、フォントを埋め込んだPDFファイルを生成してください。

7)

PDFファイルでWindows標準以外のフォントを使用する場合、PDF作成時にフォントの埋め込みをおこなってください。

8)

Javaスクリプトが含まれるURLファイル、HTMLファイル、HTMLメールの送信は、サポート対象外です。

9)

ZIPファイルの送信について:
対応ファイル形式以外や暗号化(パスワード付)ZIPファイルを送付されますと、メール本文のみがFAX送信される等の結果となりますのでご注意ください。(アカウント管理Webの「プロパティ」->「FAX送信ページの高度なオプション」の「InterFAX非対応ファイルの処理」の設定により、動作が異なります。)

また、ZIPファイル化する際は、単一で完結するファイルにしてください。例えば、HTMLファイルを含める場合、HTMLが参照する画像ファイルを合わせてZIPファイル化されても、画像ファイルは認識されません。FAXイメージは、HTML内のみの内容(参照する画像ファイルはイメージ化されません)となります。

2.

添付ファイル名

添付するファイル名は必ず上記指定の拡張子で指定する必要があります。
例えば、MS-Wordドキュメントは、.doc/docx、Excelは.xls/xlsx、JPEGファイルは.jpgまたは.jpegといった拡張子名となっていることが必要です。

3.

テキストファイル

日本語を含むテキスファイルは、Shift-JISおよびUTF-8形式のみ対応いたします。
他の文字コード(JISやEUC)で作成されたテキストファイルを添付すると文字化けしますので、ご注意ください。
また、日本語を含むテキストファイルの場合は、送信されるメールも日本語メールとして送信する必要があります。ご利用になるメールソフトまたはシステムから送信される際に、日本語メールと認識させるために、件名や本文に日本語を記入する必要がある場合がございます。

注意事項

1)

テキストメール本文中に半角の"<"および">"文字は使用できません。<>に囲まれる文字は、FAX出力されない場合がございます。但し、全角の"<"および">"は使用できます。

2)

テキストメール、テキストファイルの添付およびHTML横幅指定で送信される場合、1行あたりの文字数が最大数を超える部分は、右端が削除されFAXされませんので、ご注意ください。テスト送信にてFAX結果をご確認いただくことをお勧めします。
※最大文字数につきましては、送信時のオプションについてをご覧ください。

3)

日本語を含むテキストファイルを添付する場合は、メール本文がISO-2022-JPでエンコードされることが必要です。通常、メールソフトをご利用の場合は、件名と本文に日本語を記入することで、自動的にISO-2022-JPでエンコードされます。

4.

MS-Word

マクロが含まれているファイルは、対応しておりません。マクロは削除して送信いただきますようお願いいたします。

MS-Wordを添付ファイルとして送付される場合は、事前に「印刷設定」や「ページ設定」を行い、プレビューで出力結果をご確認されることを推奨いたします。
また、ページ設定により下部行が改ページされる場合がございますので、特に同報送信等で大量の送信をおこなう場合は、プレビューだけでなく、一度InterFAXを使用してテスト送信をおこなうことを推奨いたします。

余白の設定
イメージ通りのFAXが送信されるよう「ページ設定」の余白にて、上下左右のマージンを15~20mm程度に設定されることを推奨いたします。

MS-Wordで「日付と時刻」の挿入設定をした場合は、言語の選択は「日本語」を選択します。
また、「自動的に更新する」のチェックボックスは、チェックを外してください。

変更履歴が保存されている文書をFAXする場合、[最終版]の状態でファイルを保存のうえ、送信をしていただけますようお願いいたします。

5.

MS-Excel

MS-Excelを添付される場合の注意事項です。

マクロが含まれているファイルは、対応しておりません。マクロは削除して送信いただきますようお願いいたします。

MS-Excelを添付ファイルとして送付される場合は、事前に「印刷範囲の設定」や「ページ設定」を行い、プレビューで出力結果をご確認されることを推奨いたします。

余白の設定
イメージ通りのFAXが送信されるよう「ページ設定」の余白にて、上下左右のマージンを1.5~2.0cm程度に設定されることを推奨いたします。

MS-Excelを添付される場合、Excel内のファイルの「ページ設定」で次の点をご確認ください。
「ファイル」メニュー -> 「ページ設定」 -> ページ -> 拡大縮小印刷で、横・縦ページ数の設定で希望のページ数で出力されるよう事前にご確認ください。
Excel2007の場合は、「ページ レイアウト」メニュー -> 拡大縮小印刷で、横・縦ページ数の設定で希望のページ数を設定できます。(「ページ設定」画面での設定もできます)

通常の印刷する場合も同様ですが、ページ設定の内容によっては、1ページで出力されるはずのファイルが数ページに渡ってしまうこともございます。このような意図しないFAXを防ぐために上記のページ設定で事前確認をお勧めいたします。

MS-Excelの1つのワークシートデータを複数ページにして送信したい場合、ページを区切りたい位置に「改ページ」設定を挿入されることを推奨いたします。
「改ページ」設定がないデータを送信いたしますと、自動的に改ページされて、意図しない位置でページが分割される可能性があります。
「改ページ」の方法は、改ページしたい位置(セル)を選択(クリックして選択)して「挿入」->「改ページ」で設定する方法や、「改ページプレビュー」画面で改ページ位置をドラッグして設定する方法があります。

MS-Excelの「ページ設定」の「オプション」設定にもご注意ください。
例えば、部数設定が2部になっていますと、同じ内容のFAXが2部送信されてしまいます。

MS-Excelの「印刷範囲」のメニューで「印刷範囲の設定」がされている場合は、その範囲が送信されます。

MS-Excelでは、アクティブなシートがFAXの対象となります。例えば、ファイル内に複数の「シート」が存在する場合は、次の仕様でFAX対象となるシートが決定されます。

a.

アクティブなシート
ファイルの保存時に開いていたシートがアクティブシートとなり、そのシートがFAXされます。例えば、3番目のシートをFAXしたい場合、Excelでその3番目のシートを選択(クリックして選択します)した状態でファイルを保存します。その保存されたファイルをメールの添付で送信すると、3番目のシートのみFAXされます。

b.

グループ化されたシート
複数のシートがグループ化された状態でファイルが保存されている場合は、グループ化された全てのシートがFAXの対象となります。例えば、1番目と5番目のシートをFAXしたい場合、Excelでまず、1番目のシートを選択します。CTRLキー押しながら5番目のシートを選択します。その時点で画面上部に[作業グループ]と表示され、1番目と5番目のシートが選択された状態となります。(シート名のタブの色が他のシートと変わっています)その状態でファイルを保存します。その保存されたファイルをメールの添付で送信すると、1番目と5番目のシートのみFAXされます。

日付や時刻等の値を入力したセルは、セルの書式設定の「表示形式」から「日付」や「時刻」を選択し、ロケールを「日本語」にして、種類を「*」の無いものに設定してください。表示形式が「ユーザ定義」の場合、表示通りにFAX出力されない場合がございます。

NOW関数をご利用の場合、FAXに表示される時刻はGMT(グリニッジ標準時=日本時間-9時間)となります。

6.

Powerpoint

Powerpointを添付される場合の注意事項です。

マクロが含まれているファイルは、対応しておりません。マクロは削除して送信いただきますようお願いいたします。

Powerpointで「日付と時刻」の挿入設定をした場合は、言語の選択は「日本語」を選択します。
また、「自動的に更新する」のチェックボックスは、チェックを外してください。

Powerpointを添付される場合、Powerpoint内のファイルのツールメニュー -> オプション -> 印刷 -> 「現在のドキュメントにのみ設定するオプション」で「次の標準プリンタを使用する」を選択し、「用紙サイズに合わせて印刷する」を選択してください。

注意事項

1)

PPTファイルでは、B4サイズのFAX送信に対応しておりません。(A4サイズで送信されます。)

2)

Powerpoint保存時の印刷設定はFAXイメージに反映されません。

7.

PDFファイル

フォントの埋め込みについて
PDFファイルを送信される場合は、PDF作成時にフォントの埋め込みをおこなってください。(フォントの埋め込みのないPDFを送信した場合、意図しないFAXイメージになることがあります。)

用紙サイズについて
PDFファイルが保持する用紙サイズ情報の通りFAXイメージを生成いたしますので、PDF作成時は、A4(210mm x 297mm)やB4(257mm x 364mm)等の正しい用紙サイズで作成をおこなってください。(規定サイズ以外の異なるサイズでFAX送信をおこなった場合、送信先FAX機の設定等により、意図しないサイズで出力される等の現象が発生することがあります。)
B4サイズのFAX送信時には、必ず「JIS-B4」サイズを指定してください。「ISO-B4」では、サイズが異なりますので、正しくB4で出力されない場合がございます。

文書のセキュリティ/パスワード設定について
PDFファイルのセキュリティ設定により、FAXイメージが生成できない「解析エラー(204000)」となる場合がございます。
「11.文書のセキュリティ/パスワード設定」 も併せてご確認ください。

8.

イメージファイル

JPGやGIF等のイメージファイルを送信される場合は、イメージサイズを次の通り用紙やモード(解像度)に合わせて作成するようお願いいたします。
送信されるファイルのモードにより、サイズが異なりますのでご注意ください。

(単位: pixels)

モード(解像度) 標準 ファイン
  高さ 高さ
A4 1,728 1,169 1,728 2,338
レター 1,728 1,100 1,728 2,200
リーガル 1,728 1,400 1,728 2,800
B4 2,048 1,357 2,048 2,714

指定した用紙サイズより大きいサイズのイメージファイルを送信した場合、用紙サイズに合わせイメージは自動縮小されます。また、横向きのイメージの場合は指定用紙サイズに収まるよう左90度に自動回転します。
尚、自動縮小となる場合は出力されるFAXイメージのクオリティがやや低下いたしますのでご了承ください。

指定した用紙サイズより小さいサイズのイメージファイルを送信した場合、拡大はされずに指定用紙サイズ内に上付き配置されます。

ヘッダ機能をご利用になる場合、送信されるイメージの上部にヘッダスペースを必ず空けていただけますようお願いいたします。上部スペースが少ない場合は、原稿内容とヘッダ文字が重なる場合がございますのでご注意ください。

9.

URLファイル、HTMLファイル、HTMLメール

URLファイルの元になるHTMLファイルまたはHTMLメールには、文字コードの設定がされていることをご確認ください。
例:
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=iso-2022-jp">
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=x-sjis">

※ 上記の設定がない場合は、日本語が文字化けします。また、A4サイズに収まらないページの場合は、右端等が出力されない場合があります。

Javaスクリプトが含まれるURLファイル、HTMLファイル、HTMLメールの送信は、サポートをしておりません。

10.

Macintoshの場合

MacintoshのOutlook ExpressまたはEntourage Xをご使用の場合、添付方法はデフォルトの「汎用」ではなく、必ず「MIME」を選択してください。

Macintoshをご使用の場合で添付ファイルを送信される時は、添付ファイル名を半角英数字にしてください。

11.

文書のセキュリティ/パスワード設定

添付ファイル(MS-Office文書やPDF等)に「読み込み(ファイルオープン)」のパスワードや「印刷を許可しない」等のセキュリティ設定がされていますと、InterFAXシステムでファイルを読み込めない、FAXイメージ生成の出力ができない等の理由で解析エラー(204000)となります。

従いまして、上記の設定はされませんようお願いします。

また、ご利用の環境およびアプリケーションにより、その他のセキュリティ設定等でも解析エラーとなる場合がございますので、事前にテスト送信をおこなっていただき状況をご確認ください。

12.

他ファイルへの参照とリンク設定

MS-WordやExcel等の添付ファイルから他のファイルへの参照やリンクの設定はしないでください。他のファイルを読み込むことができませんので解析エラーとなります。

13.

その他(InterFAXサポート対象外)のファイルの送付方法

その他(InterFAXサポート対象外)の形式のファイルは添付ファイルとして、送付することはできません。これらのファイルを送る場合は、次の方法をお取りください。

Adobe Acrobatを使用して、一度PDFファイルに変換し、メールの添付ファイルとして送付する。

HTMLファイルに変換できる場合は、HTMLとして保存し、そのファイルをメールの添付ファイルとして送付する。

MS-Word等添付ファイルとして送付できるドキュメント上に作成またはコピーし、そのドキュメントを添付して送付する。

その他の注意事項

1)

InterFAXで対応していないファイル形式を送信した場合、送信メールをエラーにすることも、そのファイルは処理せずエラーも発生させずFAX送信することもできます。
※設定方法につきましては、高度なオプションをご覧ください。

2)

複数ファイルを添付した場合で、そのうち1個でも解析エラーが発生した場合は、そのトランザクション自体が「解析エラー」となり、送信失敗となります。

3)

添付できるファイル数に制限はございませんが、合計ファイルサイズは最大20MBとなります。(メールに電子署名を付加した場合の合計ファイルサイズは、最大10MBとなります。)但し、メールサーバ(貴社内およびプロバイダ管理)の仕様または設定で最大メールサイズがある場合はその制限内となります。詳細は貴社ネットワーク管理者またはご利用のプロバイダにお問い合せください。

4)

PDFやMS-Office等用紙サイズを設定、保持するファイルを送信される場合は、その用紙サイズとInterFAX側(プロパティの用紙サイズまたは件名に指定するオプション"/A4"等)で設定される用紙サイズは、同一にする必要があります。